イギリス留学 ざっくり日記

大学院で社会開発を学んだ話

11.目標の点数を取ることの意義について

私は60点台後半をとることをいつも目標にしていました。なぜなら、たいていのモジュールの平均点が60半ば前後だったからです。高ければ高いほうが嬉しいのですが、理想が高すぎても良くないと思い今の自分がとった点数よりも少し上を目指していました。
その意図はもちろん合格点をとって修士を取得することでしたが、それに加えて仕事で英語の報告書などを書く際に平均以上のレベルの文章をかけるようにしたいと思ったからです。また、人に評価されるプロセスも磨きたかったので、先生の研究室に相談に行って的確に評価ポイントを理解しようとしました。
その理由は、修士取得後も評価者(上司や組織)の期待に合う文章をかけるように練習をしたかったからです。評価軸は評価する人に拠っても違うので、目標とする点数は得るということは将来の仕事で希望する評価を得ることに繋がると認識していました。もちろん論文の内容を先生の好みに合わせたりはしていませんが、先生が何を重視しているのかを常に意識していました。先生が支持していない理論や例を支持する場合、先生が納得出来るような根拠を示さなければ授業を理解していない、学びが浅いとみなされると思います。誰にどう評価されたいかを意識し、その結果が分かりやすく点数として得られるエッセイ執筆の経験はとても勉強になりました。

結果的に目標としていた60後半以上が取れたエッセイは6本中2本だけで、あんなに時間と手間をかけたのにと悔しかったのですが、最大限努力して60前半がとれるスキルが身についたという点は成長と見なそうと思います。