イギリス留学 ざっくり日記

大学院で社会開発を学んだ話

大学院進学のきっかけ・コース選択の理由など

今回は私が大学院に行くと決めたプロセスについて書きます。例えば、なぜ開発援助に興味を持ったのか?進学をいつ決めたのか?専攻をどうやって選んだか?などです。
私の決定プロセスは一直線ではないのですが、迷っている方の参考になれば嬉しいです。

1.「開発援助」「国際協力」について、最初に興味を持ったのはいつか?
高校2年生の時です。色々なことに興味を持つ中で、「『世界の恵まれない人たち』について聞いたりするけど、その人達の生活は良くなってるのかな?ずっと『今この時にも飢えで死ぬ子供たちが毎秒◯人・・・』というのを聞いている気がするけど・・」とものすごく大まか、かつ無知な疑問を持ったのがきっかけです。

「開発援助」や「国際協力」定義は別記事で書いていますが、私が持っていた認識はJICAのホームページにある「国際社会全体の平和と安定、発展のために、開発途上国・地域の人々を支援すること」*1でした。その後大学では国際協力の講義をとったり、発展途上国NGOの活動を見に行ったりして、ますます興味を持ちました。

2. 大学院の進学について、最初に興味を持ったのはいつか?
社会人3年目です。理由は主に2つで、1つは山本敏晴さんの著書「国際協力師になるために」*2修士を持っていた方が良いと書いてあったのと、国際協力の仕事をしている知り合いは修士を持っていることが多かったからです。
ただ今感じることは、仕事内容によって求められるもの(専門性や経験)は違うので、修士を持っていない人も開発業界でたくさん働いているし、修士を持つからといって安定した・希望する仕事に必ず就けるわけでもないなあ、ということです。

3.いつ大学院への進学を決めたか?
入学の1年前です。協力隊で2年間活動を終えて帰国した際は、進学するかを迷っていました。ただお金を貯めるために援助関係の団体で働き始めました。そこで理論を実務に活かしている援助専門家とお話し出来たこと、「開発援助の課題」と言われるものは自分を含めた皆に関係することに気づき、大学院への進学を決めました。

4. イギリスに決めた理由は何か?
主な理由は2つで、1つ目は1年で修士が取れること、2つ目は大学院の詳細や進学方法など情報がたくさんあることです。実は授業料がイギリスより安いヨーロッパ(フランスやドイツは2年かかりますが学費ははるかに安いと聞いたため)で開発が学べる修士コースにも興味があり、欧州留学フェアに行ったりCampus Franceに質問したりしていました。ただ英語圏以外だと日本語や英語で手に入る情報が少なく、断念しました。(その際に参考にした留学フェアは*3をご覧ください。)

5.専攻を「社会開発」に決めた理由は何か?
一番興味があることが学べる、と感じたからです。ただ最初は「絶対にこの分野を学びたい!」というものが曖昧で、「開発」や「教育」専攻にも興味がありました。そのため、Google検索や本を読んで開発業界で働いている方の経歴や専門性を調べたり、聞いたことがある大学院のホームページでコース一覧を確認したりしました。また、イギリスで修士をとった方に質問したりしました。
最後はコースを「社会開発」に決め、大学院も3つに絞りました。手続きについては留学エージェントに相談しエージェントのアドバイスを元に書類を揃え出願準備をしました。

まとめ
私は優柔不断なため、大学院進学という大きな投資を決定するのにとても苦しみましたが、自分なりに調べて考えて決めるしかないと今は思います。当時は「大学院進学が自分の将来にとって役立つのか」「そもそも修士は必要か」と悩んでいたのですが、後で後悔したくないという気持ちで進学を決めました。振り返ると悩みすぎたなと苦笑いしてしまうのですが、結果的に進学して本当に良かったです。

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*1:国際協力の定義

国際協力とは | 国際協力・ODAについて - JICA

 

*2:書籍「国際協力師になるために」山本 敏晴 (著)

国際協力師になるために | 山本 敏晴 |本 | 通販 | Amazon 

*3:

留学についての参考にしたサイト、留学フェア
ヨーロッパへの留学は以下にある「欧州留学フェア(EHEF)」に参加したり「欧州留学ガイド」を参照しました

日本からEUへの渡航 - 欧州対外行動庁

イギリスへの留学は以下にある留学フェアに参加しました

beo 留学フェア 2020 spring|留学サポートのbeo